古代ローマの英雄と言えば皆、だれを思い出すだろう。
そうだね。
ユリウス・カエサルだね。
7月を意味するJulyの語源になったことでも有名だね。(Julius Caesar)
カエサルは、かの有名なナポレオンですらリスペクトする圧倒的な英雄であり、独裁官だった。
そんなカエサルを一言で現すなら
女たらしくそ借金ハゲ野郎
と言ったところだろう。
今回はそんなカエサルの激動の人生を、彼の名言と共にポップに語ろう。
カエサルの名言
カエサルという男は実に破天荒な男だ。
洋服にお金をかけるファッショナブル野郎で、金持ちの女に手当たり次第声をかけ、プレゼントを贈るようなキザ野郎で、しょっちゅうイベントを開催するパリピ野郎だった。
しかし、カエサルという男は別に実家がそんなに金持ちであったというわけでもない。
一体どういうことなのだろうか。
ローマで二番になるより、村で一番になりたいものだ。
共和政をとっていた古代ローマでは、
元老院という老害たちが政治を主導していた。
しかし、そんな元老院たちの対抗馬となる市民代表の三銃士がいた。
この三銃士たちが、元老院たちの暴走を抑える防波堤となっていたのだ。
三頭政治ってやつだね。
そんな三銃士たちを紹介しよう。
軍隊の総司令官という背景を持つ武闘派ポンペイウス!
ポンペイウス「うっす、よろしく」
金持ちのボンボン野郎、クラッスス!
出典:マルクス・リキニウス・クラッスス – Wikipedia
クラッスス「がんばります、よろしく」
ハゲ!
カエサル「おい」
で、破天荒野郎カエサルの金遣いがえげつないという話はしたが、金の出どころは政治組織として結託したはずの仲間である金持ちボンボン野郎クラッススから借金をしていたのだ。
まぁ簡単に言っちゃえば借金ハゲ野郎というわけだ。
来た、見た、勝った。
で、当時のローマはたくさんの属州をかかえていたんだけど、元老院からカエサルは属州の一つであるガリアの統治を任されることに。
大出世だね。
まぁハゲ野郎なんだけど、戦闘になるともう、大英雄ですわ。
ガリアの部族30万人が結集、対するローマ軍率いるカエサルは5万人。
数で圧倒的不利なのに、もう圧勝だよね。
(紀元前53年頃、カエサルのオフィシャルスポンサーであった三銃士の一角、クラッススが死亡するというミニイベント発生。ここで事実上の三頭政治は崩壊。)
賽(さい)は投げられた。
で、大英雄カエサルが率いた兵士たちは次第に母国ローマよりカエサルに忠誠心を抱くようになる。
そんな姿を見たローマの元老院は
元老院「あいつ、ちょっとこの辺にして国に返さないとまじで大英雄になって俺らの立場やばくなるんじゃね?」
ってなことを考えるようになる。
で、元老院の暴走を抑える防波堤「三頭政治」の一角を担っていたポンペイウスも、三銃士の一角クラッススが死んで三頭政治が崩壊したので、あっさり元老院に寝返ることに。
ポンペイウス「元老院さんたち、カエサルをこのまま勝利させまくってたらマジで巨大組織になってローマ乗っ取られちゃいますよ。軍を解体して帰国させましょ。」
元老院「せやな」
そんなこんなで元老院軍の兵士がカエサルにローマにもどってくるように伝える。
するとカエサルはとんでもない戻り方をすることに。
カエサル「あ?そんなに戻って欲しいなら戻ってやるよ。
軍は解体しないけどなwwww
賽は投げられた。
俺らに感謝の足りないローマに進撃すんぞぽまいら。」
軍「うおおおおおおおお!!!」
元老院「ファッ?!
あいつらベリーファイティングモードで帰国してきたぞwwwww」
ポンペイウス「ンベェ!ヤンベェ!にっげろー!」
カエサル「おいポンペイウスてめぇこら!
三銃士の一角だったくせに裏切って元老院に寝返りやがって!
待たんかゴルア!!!!」
ポンペイウス「キメェ!www
あのハゲ野郎追っかけて来やがるwwww
ハゲながら追っかけて来やがるwwww」
こうしてポンペイウスはカエサルから逃げに逃げ
エジプトに雲隠れすることに。
で、カエサルも逃亡するポンペイウスの後を追っかけることに。
しかし、ポンペイウスはカエサルにひっとらえられる前にエジプトの王に殺されるという絶妙過ぎる結末を迎える。
カエサル「くっそ、無駄足だったじゃねぇか。」
で、無駄足を踏んだカエサルだがどうやら様子がおかしい。
カエサル「・・・おや?」
カエサル「ちょ!あそこに超カワイイ子いんじゃん!!」
そう、借金王・おんなたらし・ハゲの役満野郎カエサルがエジプトでかわいい子を見つけてしまったのだ。
世界三大美女でお馴染み、クレオパトラである。
で、カエサルはついでに突撃したエジプトでも勝利をおさめ、クレオパトラをくどく。
カエサル「ユー、エジプトの王やっちゃいなヨ」
クレオパトラ「やる」
で、エジプトでカエサルとクレオパトラはラブラブしていたのだが、紆余曲折ありカエサルはローマにもどらなければいけなくなる。
カエサル「ユー、ローマきちゃいなヨ」
クレオパトラ「いく」
で、ローマに帰国途中で元老院勢力を軽くひねりつぶし、カエサルはめでたくローマに凱旋帰国。
でもって圧倒的大英雄となったカエサルはローマ市民に拍手大喝采で迎えられたそうな。
市民「おぉぉおお!!英雄の帰国だぞ!!」
市民「カックィイイイ!!しかも美女まで連れてんぞ!!!」
市民「おい!!男共は妻を隠せ!!女たらしの借金ハゲ野郎のお通りだぞ!!」
市民「英雄だよアンタ!!!!」
で、名誉の証として
月佳冠を授けられたカエサル。
これがハゲ隠しに大いに役立ち、カエサルは大いに気に入ってかぶったそうな。
カエサル「イケるやん」
元老院が主導していたローマの共和政は終わりを告げ、凱旋帰国した終身独裁官カエサル一人で政治を手動することに。
そして指をくわえながら政治を見守る元老院たち。
で、独裁官となってからもカエサルの謎の気前の良さは健在で、剣闘士競技などのイベントを開催したり、公共事業をやったりと、どっから金が出てるんだよというくらい市民が喜びそうなことにお金を突っ込んだそうな。
借金王ここに極まる。
ただし独裁者と言っても、属州民にローマ市民権を与えたり、ローマ軍に採用したりと、やってることは単なる暴君ではなかったので、市民からの支持は絶大だったそうな。
ただし、共和政を潰され、政治を独り占めされた元老院の老害たちは当然面白くない。
ブルータス、お前もか
で、ある時、会議に出席する予定だったカエサルが元老院議事堂に向かうと・・・
かの有名な襲撃事件が発生する。
60人近い元老院メンバーたちに襲われるカエサル。
信頼していた部下、ブルータスも襲撃の仲間に加わっている姿を最期に目撃したカエサル。
こうして破天荒男カエサルは、激動の人生に幕を下ろしたのであった。
– END –
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